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 今回の釣行、貴雅丸船長より、誘いで上州屋相模原店
店長高橋さん仕立ての船に、 乗せて頂く事に。
今回は先ず当日、沖でイワシ(真イワシ)を買うか、そ
れともイワシが無ければ、一匹300円のアジを買い泳が
せカンパチ狙いで、出る予定でした。
しかし、今回に限ってどちらも無く困り果て、苦肉の策
でサビキにより小あじを釣り、釣った小あじでヒラメ狙
いに変更になりました。

 船長と私2人で、6人分の仕掛け(サビキ・コマセ)を
買いにゆき、船はちょっと遅目の 7時半に出船。
先ずはアジ釣り、ポイントは長井沖港より10分程のポイ
ント。

 コマセかごにコマセを詰め、一投目を投入、タナは水
深40m位の所で、上から27m位の所。
幸先良く、一投目から5本針にパーフェクト!!
「うぁ〜ちっちぇ〜!」本当に小さく、10cm弱のアジが
その後もドンドン揚がってくる。
一時間程やり、餌になるアジもそこそこいけすに貯まり
いよいよ本命ヒラメへ。

 ポイントはそれよりさらに、20分
程江ノ島側に走り船長は魚探で良い
根を探しているようす。
さて本命ヒラメの、第一投目を投入。
でも今回は、なにか釣れないような
予感(00;)。
案の定、何回流そうとも、
  「アタリの『あ』の字」も
         ありゃしない。
船長もしびれて、
「ちゃんとやってるの〜?!」
  って、「やってます!!」
 ちゃんと誘いも掛けて、タナも取り直して。 あっ、
あ、あれ、あっ・・・?あたりだ〜!!
自分の竿が小刻みに曲がり、「食え!食え!!飲み込
んじゃえ!!!」などと唱えながら、ひたすら最後の
絞り込みを待つ。
だけど、どんなに待っても最後の絞り込みが無い(^_-)
ならばといちかばちか誘いをと、少しゆっくり
ながら、リールを巻きヒラメへ更なる誘いを掛ける。
「グッ、グ、グ、グ、グ」行けるかな(-.-)?!なん
て事を考えながら、ゆっくりと聞き合わせを入れてみ
る。「あっ・・・ぬけた・・・(*_*) (T_T)
自分の心の中で、
う〜っくやし〜馬鹿龍太郎の馬鹿
        と呟きながら、皆には「次々!!
なんて事を、言っていました。

でも本当この時は悔しかったです。

 それから何回、流し移動した事でしょう。
また船の中も沈黙ムードで、みんなキーパーに竿を置
き持ち竿をしているのは自分だけ。
   「こんな時、誰かが釣れば、
         人間活性も上がるのにな〜

な〜んて考えていると、お、来た来たアタリ自分でも
今度のアタリは、おそらく掛かると言う、確信が何故
か心に描け、多少ですが「スクッ!」と針が刺さった
感触。
        「オリャ!!!
とばかしに、今度は自信をもって合わせられた。
魚の引きは、ヒラメ独特の重い感じが伝わってくるが
揚げてくる途中(中層)辺りで、少し尾びれを
         「バタバタ
              とやる感触。
でもこの「バタバタ」とやる感触、何かヒラメじゃな
い感じ?(^_-) 周りの人が見守る中、
     「何かヒラメじゃないみたい?
などと言いながらリールを巻き、少しずつ魚が見えて
くる。
あと10mと言う所で、みんなが
  「やっぱりヒラメじゃないよ!! ハタ?」。
そしてタモへ、
      「いただき〜〜!!!!!
          魚を船に揚げ、良く見てみると、
  「ハタじゃないよ、モロコだよ!!」だって。
釣り揚げた魚は1.7kのモロコ子。

 何とか船中でも魚の顔が拝め、船長の顔にも微笑み
が、皆さんは案の定活性アップ
持ち竿で、竿先を睨みつけている。
     「がっ、はっ、はっ、は〜〜
みんなが釣れていない中釣ると気持ちが良いものです
(^o^)!!
でも、船内ではとてもじゃないけれど、口が裂けても
言えません!!
その後、上州屋の店員の方がアタリを取りましたが、
やはり放されてしまい、アジには 歯形がバッチリ。

 午後2時半帰港。


今回の釣行で学んだ事: アジは海底で泳がず、イワシに比べヒラメへのアピール度が低い。
           なので、まめにタナを取り直すなど、アジをまめに上下させ、アジ
           自体を休ま(ステイ)せないよう、心がけ時には竿を激しく揺する
           様な事も大切に思う。
           アジはイワシに比べ、弱りにくいので少々負担を掛けても、大丈夫
           のように思った。
            また、アジはイワシに比べ、ヒラメの食い込みが悪そうなので、
           イワシ以上に時間を食い込みに置いた方が良い様なきがした。
            また何時かアジが餌になった時には、以上の事を注意し、釣行に
           望みたいと思います。

追伸:モロコ美味かった!! 残りの肝とあら・それに半身は正月の鍋としゃぶ
  しゃぶに取って置こうと思います。

製作・更新:田中 龍太郎  March, 2000.
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