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2002年
3月
4日
月曜日
フィールド: 狩野川支流 持越(もちこし)川
釣行者: 高橋 清行 ・ 田中 龍太郎
船orボート: 無し
天候: 晴れ
対象魚: アマゴ
水質: クリア
風向き:東のち西 風速:--
潮:     波の高さ:-m
水温 最高:9℃ 最低:7℃
外気温 最高:13 最低:--
チャム: 無し
ポイントとヒット水深:
●二百枚橋下流の堰堤上=トップ
●二百枚橋より上流=トップ
ヒットした時間と水温:
10:00=7℃・12:20=8.5℃・14:15=9℃
 
釣果: 田中=アマゴ2尾 高橋=5尾 その他バラシが2人合わせて9尾(サイズ=20〜34cm)

タックル:
田中=ロッド7,6ft #3/ラインDT3-F/リーダー18ft/ティペット9x 
高橋=ロッド8,4ft #2/ラインDT2-F/リーダー18ft/ティペット8〜9x

フライ:ユスリカアダルト・ピュ-パ 24〜30番
誘い方: ナチュラルドリフトオンリー              
コメント: この日は、上州屋鵜野森店店長高橋さんに狩野川支流の案内をしてもらった。
いつも行っていた他の川と違い、フライに対する反応がとてもナーバス。 ただチャンとフライを流せさえすれば、必ず出ていた。 ライズは春特有の、流れの淀み・プールに良く見られた。 高橋さんの話で、前日持越川を釣行した知り合いフライ歴10年の方が、一日やって1尾とのこと。 ライズも無く、良さそうな所を叩いて行って出たとの事。  ガガンボ16番・オオフタオ12番使うが、今回ノーバイト。 ただ、苦肉の策でセルクヘアカディス14番を流した所、2〜3度バイトあるがフッキングせず。 ヒットフライはユスリカパターンのみ。

 伊豆修善寺、狩野川の上流域を流れる、持越川が今回のフィールド。

前日の釣果はどうもパッとしないもので、当日の私達にも少し不安があった。 それでも今回は、私の先生となる方が同行して頂けたので心強いものです。

フィールドに着いたのは午前9時を少しまわった頃。
先ずは堰堤上に入る事に。 前日の話とは裏腹に、道路から川を見下ろすと、既にライズしていた。
早々に仕度をして、竿を出しす。

最初に付けたフライはユスリカの22番。
ですが一度は見に来るものの、その後が続かない。 ここの魚は、フライを3〜4回上手く流せないと、魚が警戒して隠れてしまう。 それでも、20〜30分待てば再度ライズが始まるのですが。 

改めてフライを24番に変え、少し上のライズを狙ってみる事に。 高橋さんは私より下のプールで、早々に良型アマゴを釣り上げた。 その時の写真が左の写真。 

その後も私は、いく度もフライを流し魚が出てはくるものの、フッキングにまでは持ち込めず、更に上流へと移動した。

途中大物が潜んでいるのでは?と言うようなポイントが、左の写真。 イブニングの時期には一度試してみたいポイント。

 二百橋を越え、更に上流へと歩く。 二百橋より200m程上流域で、再びライズを発見する。 最初に発見したのは私で、私が早速試してみる事に。 高橋さんの指示を受け、少し離れた場所からのアプローチ。 ですが、最初は上手くメンディングが出来ず、再キャスト。 残り有効キャストは2回を考え、2度目のアプローチ。 これもやはりティペットの置き方にミスが有り、あえなく失敗。 ラストoneアプローチ。 ここでほんの一瞬「パシャッ」と出たのに、体が反応した。

これは「釣った!」と言える狙った魚。 あがって来たのは、サイズこそ小さいものの、立派な赤い斑点の有るアマゴ。 ヒレも色も綺麗なもので、感激の一言。

そして直ぐに悪夢は起こった。

釣ったアマゴの写真を撮ろうと、竿とネットを持つ手を持ち替え体を少しひねった所「 ポチャン 」と鈍い水の音。 フッと下を見ると、デジカメが水没している! 慌ててカメラを拾上げ電池を抜き、カメラを振って水を掃うが、もうメンズの中にまで水が入り、使用不可能な状態。 これで、初アマゴも写真に収める事は出来なかった。 悔しいのと嬉しいのが心の中で、もうグチャグチャです。

気を取り直し、釣りに戻ってライズを探す事に。 高橋さんは私がバタバタしている間に1尾掛け、相変わらずコンスタントに、状況なりの釣果を出していく。

 その後私は、二百橋少し上流の、流れが緩やかになった所で、もう1尾追加。 これは、釣ったと言うより、釣れちゃったといった感じだ。 あまり嬉しくない。

途中、何度かライズのある所を狙うも、まだまだキャスト・メンディングのアプローチが下手な為取れずじまい。

 時間は午後3時半、一旦道路へ上がり最後に朝一入った、堰堤上をもう一度入ってみる事に。
二百橋を渡ろうとさしかかった所、餌釣で入渓していた釣り人が、「根掛り?」と言うような感じ。 橋の上で見ていた私達は、「根掛りでもしているんだろう」と。 しかしよく見ると、ティップがチャンと動いている。 釣り人は慎重に下流側へ竿を寝かせ、本当に掛かっている魚を寄せる。 上がって来たのは、橋の上から見ても大きいニジマス?アマゴ?  「何です?魚」と声を掛けると、サイズを測り嬉しそうにガッツポーズをして「43cmをアマゴだぞ!」などと、ビックリするサイズだった。 

橋の下を見ると、岩周りで結構なサイズのアマゴが居る。 下に下りてはとても狙えそうに無いものの、橋の上からと冗談半分にやっていた高橋さんに掛かった。 本当に掛かってしまったのだ。 もう笑うしかなく、私はただただ腹を押さえて笑っていた。 

結果取り込みまでは満足に出来なかったが、少し笑えた瞬間だった。

 二百橋を後にした私達は、本日最後の堰堤上に再入渓する。 午前中よりライズは少なくなっているも、夕まず目の一瞬がチャンスとここを選んだ。 

案の定午後5時を周った頃からか、ひんぱんにライズが始まり、私も3尾程掛けるが、ことごとくばらした。 高橋さんは、4尾ばらし2尾追加で34cmもの良型アマゴを仕留めるものの、写真が撮れず。その後納竿となった。


 今回の釣行で、私の致命的な所はアプローチからのラインメンディング操作が全然出来ていない事。 メンディングで釣果が左右されるのは分かっていたが、ここまでとは... 今後の釣行で身に付けていきたい。 次回の解禁当初の道志で練習ですね。

でもこの川、魚のナーバスさには驚きと、楽しさを覚えさせられた、良い釣行だった。 

追伸、水没したカメラは、数日乾かした後電池を投入して再起動しました。 良かった! でもあの時の写真が取れなかったのは少々後悔が残った。
 その後の写真を撮りたかったのですが、今回はカメラ水没の為写真撮れず。 すいません。 でもメモリーだけは、助かりました。

製作・更新:田中 龍太郎  March, 2000.
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