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2005年5月17日  火曜日
釣行者: 滝上さん・小平さん・濱ちゃん・横田君・Ryutaro 執筆者: Ryutaro
フィールド:伊豆諸島 御蔵島  (船宿:南伊豆手石 恵丸
対象魚: ヒラマサ(15kオーバー)・キハダ
天候: 曇り 水温:21.5℃ 外気温: 水質: 澄み
潮:長潮
0時30分 113cm
6時26分 96cm
9時52分 99cm
17時56分 52cm
波: 凪〜 風向き:
ポイントとヒットゾーン:
 御蔵島西=ヒラマサ 底より5m程
        キハダマグロ 中層60m程
釣果: キハダ 17k 1本・ヒラマサ 15k 1本・キメジ 4,5〜7,5k 15本・カツオ 2kクラス 2本・ヤガラ 2m

タックル: 
Ryu=ロッド ソルティガ ヒラマサ 60S
   リール ソルティガZ 4500
   ショックリーダー 80号
   メインライン PE 4号
横田=ロッド ソルティガ ヒラマサ 56HS
   リール ソルティガZ 5000
   

ヒットルアー: ヒラマサ アスナロ200g ブルー ・ キハダ ナガマサ230g サンマカラー ・ 他ロング系色々 
誘い方: ヒラマサ 底より3〜4巻後、喰わせのポーズを入れワンピッチで2シャクリ目に喰った
      キハダマグロ フォーリング中のバイトで、シャクリあげて2シャクリ目にヒット             

今回の狙いはヒラマサ。 それも15kオーバーの大物。
こんな大物が、近海のフィールドで釣れるのかと、約1ヶ月前に話を聞き度肝を抜かれた。
そして今回の釣行までに、15kオーバーマサ トロフィーサイズをキャッチする為に、本当に集中し当日の日を迎えた。

また、今回のもう一つ私の課題は、私の人生に影響を与えてくれた、一昨年(2004年8月16日死去)伯父の散骨だ。
伯父は兵庫県西脇市を拠点に、元気な頃は日本海・瀬戸内海に時には太平洋と神津島までも釣り歩いていた人。
中でも神津のシマアジは思い出に強く残っていたのか、生前「頼むから神津に連れて行ってくれ!」と言われていた事が他界ごも頭から離れず、色々な事を乗り越え今回神津島沖散骨に辿り着いた。
伯父の事を語りだすと切りがなくなるのでさわりで収め、ただ果たせなかった神津の夢を形は違うがかなえてあげたい。

当日家を前日の午後10時過ぎに出て、南伊豆手石へは日付の替わった2時に到着。
更に船で揺られ4時間で御蔵島だ。
船宿は滝上さん御用達の恵丸さんで、船長人柄に腕前は申し分ないと。
用意のそこそこに船へ荷物を詰め込み、2時半いざ夢のフィールドへ。

途中夜明けを迎え、目を覚ますと左手に三宅島が見えてきた。
海上ではイヨウの匂いがしていて、噴火というイメージが思い起こされた。
そう、2000年6月に噴火が始まり、同年9月には全島民島外へ強制避難。
しかし、2005年2月に避難指示は解除され、島民の漁船は早くから既にカツオの引っ張りと見られる漁をおこなっている。
本当に三宅島民の方々には頑張ってもらいたい。
それにしても、三宅の漁船に書かれる船体番号? 「東京都」の所属になっている… 何だか不思議。でも、東京都だもんね。

三宅を後に、正面へはもう御蔵島が見えてきた。
けれども三宅島より約18km離れ、さらに1時間弱かかると言うから驚き。
自然の壮大さに、人間の小ささを思い知らされる瞬間でもあった。
今回のメンバーのほとんどがこの海域経験者で、初めてだった私はどれもこれもが新鮮に写り興奮のなかにいた。


いよいよポイントに到着。
ポイントに着くと既に土肥から来ているとび島丸が始めている。
自分達もタックルを用意し、朝一最初の投入指示を待つ。
朝一私は背黒200gの秋刀魚カラーからスタート。
指示がでて水深を聞くと120m。200gでは届くのか不安になる水深。
けれでも何とか底どりができ、シャクリをスローにワンピッチショートを入れていく。
底より約40m程上げた所で再度落とす。
自分はこの日一日、ヒラマサオンリーの狙いに絞り、中層・表層に居るキメジ・カツオ・キハダは狙わないつもり。

何度か流し直しを繰り返し、上げ下げを繰り返す中、中層より少し上でアタリ。
キメジかキハダとは思ったが、合わせを入れ寄せてみるとやはりキメジ。
これは船中初めての魚だったが、ギャッフ掛けで針先あまく結果ばらしてしまった。
あまり嬉しくはなかったが、相模湾で釣る物よりも、小型ながらよく引きました。
その後バラバラとキメジがアタリだし、船内もテンションがあがる。

そんな中、7時半頃突然横ちゃんの声に船内が沸立つ!
そう、大型のヒラマサらしきヒットに、横ちゃんはミヨシ御立ち台で、必死に走る魚の引きを止めている。
自分を省き皆が落としていたルアーを回収し、横ちゃんのサポートに走るが、自分はこの時がチャンス地合とばかりに、ひたすらシャクッていたがヒットには繋がらず。
横ちゃんの掛かった魚は徐々に上がり、姿を見ると本当にビックリ!!
本当にこの海域にはこんな大物が居るのだ。 最初ギャッフを打ったが刺さらずタモ取りに…
キャッチされたのは長い・大きいヒラマサはたして何キロ位あるのだろう。
これは後に検量後、15kジャストのウエイトがありました。
横ちゃんファイト中、写真を撮ってあげればよかった…  ご免ね横ちゃん。

その後キメジはボツボツとアタリ、ヤガラ2mものある物もキャッチ。
キメジはでるものの、キハダにその後のヒラマサが出ない…
船長も「中層辺りではキハダらしき反応で上から60m位かな〜 ヒラマサらしき反応も少し上ずって、40m位に反応が出ている」と。
自分もキメジは巻上げ時にアタリ、2〜3本キャッチしていたが、本命のヒラマサに巡り会わず。
また、8時をまわった辺りから底から30〜40mの潮が速くなり、ジグも200gではなかなか底がとりずらくなり、フォーリング中のラインに神経が集中する。

10時10分過ぎ、船は何度目かの流し直しに船を立て再投入。
ポイントも120mの底から一気にかけ上がる根で、底・中層には反応が出ていると。
自分はナガマサ230g秋刀魚カラーを落としている中、60m程のところでフッとラインが止まった。
ベールを反し、シャクリダート2回程を入れてみると、何かが喰いつきラインがミヨシに向かって出されていく。
その後、ミヨシへ移動しゴリ巻であがってきた魚体に、初めてだったキハダに驚いた。
キハダにしては小型だけれども自分にとっては初めてサイズ。
タモ取りしてもらった後皆の顔を見ると、一様に喜んでくれている。
もうロッドを置き、自分の周りに集まってくれて。
魚種に関係なく、大型クラスがあがれば、こんなに皆で喜んでもらえる 喜べる釣りって本当に本当に嬉しく楽しい。
サイズは17kgのキハダマグロ。
この事をのちに思い出した時、先の横ちゃんファイト中に自分がとった行動に恥じ感じてしまった…

その後も船長は何度も何度も船を流し直し、反応にあててくれるがヒットはなく、途中底より30m程の所で2回アタリのジグを自分は止められたが、ヒットに持ち込めない。
時間も刻々と過ぎ12時半もまわって、船長から後一流しで終わるとの事。
最後の一投に願いを込めたが残念ながら…
当然仲間達も同じ思いだったのでしょうが。

ここではじめての御蔵釣行は終了。
いいフィールドでした。 次回は6月6日楽しみです。
また、横ちゃんのニューロッド56HS。 いいロッドですね。
大政の頭をなんなくこちらに向けて、チャンと魚のランを止めている。
道具に荷担してはいけないけれど、最低限のタックルも大切。
そんなジグ・ロッド・リールにラインって何なんだろ。
きっと、答えが永遠にでないアングラーのテーマなんだろう。


帰り途中、神津島沖で伯父の散骨をさせてもらった。
生前から思いを寄せた神津。 同じ釣り人として身内として、天国でも楽しい釣りライフを送ってもらいたい。
鐘ちゃん元気でね…

It will establish in April, 2003. Maker: RyutaroTanaka >>back
15kヒラマサ 15kヒラマサ 丸勝小平さんが後ろで寂しく… 横ちゃんの横には濱ちゃんが恨めしそうに 滝上さんキメジキャッチ 7,5kのなかなかサイズ この時はまだ何の魚か… あがってきてビックリ ヤガラ2m 右には鐘ちゃん 御蔵をバックに キハダ17k 小さいけど嬉しかった もう腰に力は入らず持ち上げられない 御蔵島全体図 散骨後  検量 キハダ17k 検量 ヒラマサ15k この男 毎度一緒に行くと釣るのだ 5月17日の黒潮状況 キメジの腹から出てきたベイト 何と言う種類だろう? 当日利用した恵丸