この大室出しの釣行、1ヶ月以上前から楽しみにしていた。
平成17年きゃスティングゲームよりもジギングにムキになり、「もっと大物…」と欲がはしる。
6月6日御蔵でヒラマサ14,5kgをキャッチしてからは、完全に考えの何かが変わってしまった。
ジギングに対して謙虚になり欲深く、伸びていくうえでは必要な要素を感じ始めている。
趣味だからと簡単に済ますのではなく、「もっともっと」と言う気持ちが大切なんだと、最近常に感じる。
当日は御蔵よりも遅めの出船で、午前4時港を出た。
まだ辺りは真っ暗で、大室へと船を向けるが約2時間弱の航行。
途中船頭としばらく話をしていたが、真っ暗闇の中、周りの船がどちらに向いているかについて話していたが、理解はできたけどやはり見えないので分らない… たいがいの海の人間は目が良いが、いつも驚かされる。
ポイントに着き、タックルの用意をして早速始める。
いつもこの最初の一投目が好きなんだ。 「宜しくお願いします!」と海に一礼して始める。
新鮮で実に気持ちがいい。
席位置はミヨシにHamaちゃん
ミヨシ寄り右舷にTakigamiさん
同じく左舷がHasegawaさんの息子さん
左舷トモがYokoちゃん
そして右舷トモが自分Ryutaro
Yokoちゃんと馬鹿話を背中合わせでしながら落とし込んでいく。
底をとり巻き始めたところで、自分の真後ろのYokoちゃんのリールが唸っているのに気づいた。
いつもなら「ヒット…」などといって冷静にやりとりする人間が、よくよく見てみると何も言わずにドラグをひたすら閉めこんでいる。
馬鹿だ!ドラグ設定を怠っていたのだ。 だからあせっていて冷静さに欠けていたのだ。
一度はドラグがで魚も止り、頭の向きも変えられたかに見えたが、再びラインを出されラインブレイク…
魚種は何だったんだろう? 水深70m辺りであたった魚は以上にパワフルで、閉めたドラグも難なく出されていた。
あがってきたリーダーはギタギタで、完全に根に巻かれたのが分った。
逃がした魚は大きいね! 恐らく
本人はしばらくショックらしく、呆然としていましたね。
その後アタリも無く、しばし沈黙ムード。
何度か小移動を船頭は繰り返し、反応が出るポイントを探していく。
すると右舷ミヨシ寄りでやっていたTakigamiさんがヒット。
何度かアタッていて自分はヒットしなかったが、Takigamiさんはヒットに持ち込んだ。
自分にはまだまだ何かが足りないんだね。
あがってきたのは、ヒレナガカンパチの2k位のものだったが、やはりヒレナガは綺麗な魚体をしている。
それから今度は左舷ミヨシ寄りでやっていたHasegawaの息子さんも。同型を1本あげていた。
アタリも無く時間も経ち、10時を回ったところだろう。 雲行きが怪しくなり雷まで鳴り始めた…
それでも1時間ほど雨をよけながらポイントを周ったが、更に状況は悪くなってアタリも何も無くなり、極めつけに大島の監視船がドンドンこちらへと迫って来る。 船頭は「問題無い!」と断言していたが、トラブルは嫌なのでここのフィールドの状況も悪い事から、利島へ移動となった。
しかし大島の監視船はず〜と付いてくる?!
距離こそ徐々に離れていくがず〜と付いてくる。
視界から消えてもレーダーにはしばし付いてきて、何だかあまり気持ちのいい状況ではないですね。
利島周りでもしばらくやりましたが、無線では雷がなる前まで神子元海域でカジキが多く出ていたが、鳴ってからは姿が見えなくなってしまったとか。 これではもう、どこをやっていても駄目ですね。 雷が鳴ると、その海域では魚が釣れなくなるとは本当みたい。
13時過ぎ、もうなすすべなくやる事は全てやって駄目だったので、寂しくも帰港となりました。
でも、これはこれで今後の体験・勉強になり、また課題ができたのでこれはこれでいい一日でしたね。
きっと次回は釣れる事でしょう。 (たぶん…)
追伸 この日の約一週間前、イナンバでキハダの28kをトップに大型が何本もあがったと。
それもトップでGTホッパーをボコンボコンやっていると出ると! キハダはカツオの2kクラスを捕食していて、なるだけ大きいホッパーが効くと船頭が言っていましたね。 近海でこのサイズは魅力かな。 けど、本当に大きくて50kクラスまでが居たとは更に驚きだった。
こんな話を予約段階から聞かされていたけど、やはり2005年は青物ヒラマサに生きないといけなかったからね。
来年かな…
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