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2006年7月11日  火曜日
釣行者:Takigami・Yoshino・Hama・Kodaira・Ryutaro・Itikawa...etc 執筆者:Ryutaro 
フィールド:八丈北 船宿:寛洋丸
対象魚: カンパチ
天候: 曇り 水温:25.7℃ 潮:大潮
4時9分 141cm  11時33分 -17cm
18時51分 144cm  23時48分 92cm
風向き: 外気温:
波:凪 水質: 澄み
ポイントとヒットゾーン:
 130〜120mの底より3m付近
釣果: 
Tackle: 使用Lure:
Tackle1
ロッド:ソルティガ HIRAMASA 56HS
リール:ソルティガZ 6000
メインライン:ウルトラジグマン X8 5号
ショックリーダー:よつあみフロロハリス 40号
●アンリパ ブギウォーク ピンクムロアジ 588g
●アンリパ ブギウォーク ピンクイワシ 420g
●ハオリスリムロング ピンク銀(ショップオリジナル)320g
Tackle2
ロッド:赤腹 535ss ベイト
リール:オーシャンマーク ブルーへブン
メインライン:バリバスマックスパワー 5号
ショックリーダー:よつあみフロロハリス 40号
ヒットルアーorフライor餌: 
   
誘い方:               

 前回都合で行けなかったが、今回は前回の参加者より情報を獲て、対策を考えながらの参加となった。
当日は午後夕方にHamaが来て、5時には出発となった。 その後、東名の海老名で仲間と待ち合わせ。
沼津経由の修善寺方面で土肥を目指し、松崎港へと到着した。
港へ到着した時には、出発した時の辺りの明るさはなく、地方の港特有の静かで少し淋しげな光景だった。

早々に支度をしていると、船頭も来て22時には出港。
船はさすが遠征船で、サロン・ベットルームが別れた所にあり、釣り船にしてはとても広々とした空間。
遠征船初体験の自分は結構快適で、幼少の頃の遠足にでも行くワクワク感に浸っていた。
出港してしばらくはサロン内で雑談をしながらタックルの見直し等も含め、色々な話しに盛り上がったが、1時間もすると徐々に皆ベットへと消えていった。 
そう、船はポイントへ朝6時頃には到着する予定。 長い!… 8時間の片道だからね。
ZZZ・・・  ZZZ・・・  ZZZ・・・

朝5時半過ぎにポイント 八丈北沖(黒○)へと到着。
皆ベットから出ると無言のまませっせと支度をし、早い人はもうロッドをもって船縁に立っている。
支度をする者も支度ができてスタンバイしている者も、もうやる気満々の熱気が伝わってきた。
「どうぞ〜」 船頭の声で皆が我先にジグを投入。
自分はと言うと、準備運動に食事・水分をとって一服していると 「ヒット〜〜!!!」 普段静かなYoshinoさんが叫んだ!
続いてHamaも 「ヒット!」の声。 何じゃこのフィールドは?!
一流し目の一投目、バキバキのロッド達はさほどではないもののこうを描き曲がっている。
Yoshinoさんときたら顔真っ赤で真剣そのもの。 笑顔一つなくこのまま血管がぶち切れて、真後ろにひっくり返りそうな勢いだ。
Hamaは耐えるのは辛そうだがラインは全然出さず、徐々に巻き上げてきている。
この時自分は思わずカメラをとり、写真をとり始めたがTakeちゃんやTakigamiさんが「Ryuちゃんジグ入れそよ。チャンスだぞ!」と言われたが、真横で顔真っ赤にしたYoshinoさんを観て、もしも自分がジグ投入後ヒットしてYoshinoさんとオマツリでもしたら…、想像しただけでも怖くなるのでこの時は写真を撮る事に専念しました。
初めにあがってきたのはYoshinoさん。 ヒレナガカンパチの10kオーバーは確実にある良型だった。
続いてHamaの方は、後15m辺りでキラッとイエローのラインが観えた!!
思わず自分は「政だ!政だ!!」 ゆっくり、ゆっくりだぞ!!  ギャッフを入れてキャッチ!!!
やった! Hamaは昨年から横で大政を釣られ続けてはや1年以上。 目指して御蔵・新島・大室出しに外房と行き続けたが出会える事はなかった。 そんなHamaがキャッチできたのはデカイデカイ大政。 それをまじかでカメラを持ちながら観ていた自分は、思わず涙が出そうになり、無意識に万歳!
人事ながら本当に嬉しかった。 またYoshinoさんも大物には縁がなく、バラシ続きの坊主続き… そんな釣れなかった二人がいきなり朝一番から釣ってくれたからもう自身嬉しくて嬉しくて。 自分はまだ釣ってなかったが本当に嬉しかった!

その後流し直し、自分もジグを投入していくと底取りできない。 320gのジグで底取りできず、420g>600gへとサイズをあげていった。
600gでも最初の落とし込み一投目は底取りできるがそのまま落として二回三回となると、もう潮に押されて600gでも横へ横へとジグがカッ飛んでいく。 しかたなく巻き上げて再投入を繰り返す。 何度かそれを繰り返していると、小さなアタリが。 思いっきり合わすが全然引かず、あがってきたのは4k位のヒレナガカンパチ… それでも、非常に綺麗な魚体でした。

船中では丸勝のお客さんがカンパチを掛けていて、中でも青Tの方は2本のキャッチで15kが頭。
また、Hashizumeさんという方も14k前後のヒレナガをキャッチしていました。
自分はと云うと、ホンカンパチ5k弱を1本追加し、ソルティガ56HSのZ6000タックルで底から3m付近でバイトを捕らえヒット。
合わせを入れてしばしラインも出されず巻き上げていたが、底から10mを切った辺りで突然猛烈に暴れだしてのダッシュ。
「あ〜 やばい…」30mはラインを出されたろう、凄い勢いでラインが出て行く。
観れば右舷で根掛りをとろうとオッチラオッチラやっていたとある店長… そのラインとオマツリしてタカ切れのラインブレイク。
リールには100m以上のラインが無くなっていました…
けれどもドラグ18kを勢いよく引っ張り出した獲物の姿は観たかったけれど、なぜか心地よい充実感が自分の中に感じられました。

その他でTake君14k位を1本・Takigamiさん大型バラシ1回・Kodaira君分からず…釣ったのか?! といった状況。
そして、時間もせまりあと一流しという所で潮の状況が非常に悪くなり、600gでももはや底取り不可能な状況になり、結局沖あがりとなった。

帰りはあまりの疲れと睡魔で早々に床に入ったが、港に着く前に起きてしまい、時計を観るとまだ15時半。
航行場所は三宅沖… 「まだ三宅かよ〜〜…」  どうもこうも道のりが長い長い

港に入ったのも18時頃。 そして帰宅したのが23時過ぎというから、丸々1日半はこの5時間の実釣の為に使い果たした八丈北沖釣行でした。



今回の遠征釣行を振返り、PEラインは5号がMAXで、それ以上だと底取りも困難。
またジグも、400gオーバーは重点的に持っていないと釣りにならない事が分かった。
300gチョッとでも底取りは可能だが、相当潮がたるんだ時でないと使えない。
ジグ投入後1回目の底取り。続いて2回目3回目と再び落としていくが、落とし直しはせいぜい3回までで、4回は無理。
ジグが潮に乗ってか真横にカッ飛んでいってしまい、いくらラインを出していても底取りできない。
3回目の底取りが終わりアタリが無ければ、一旦上まであげてもう一度落とし直す事をした方がいい。
リールはこのポイントにおいてはベイトのが有効に思えた。 少しでもヒットしてからは巻いてきた方がよく、ベイトのゴリ巻きの方が使いやすかった事と、以降の大型が掛かった時にスピニングだと船縁にラインが接触する恐れがありそうだから…
この事は、今後このようなフィールドへ出て行くと変わっていくだろうが、一先ずはこの八丈島北沖で感じた事を記しておきたい。

 
 
It will establish in April, 2003. Maker: RyutaroTanaka >>back