5月上旬よりはや1ヶ月が経った6月、2007年のヒラマサはコンスタントに釣れ続けている。
時折10kオーバーも顔を出し、僕を含めたアングラーはこの10kオーバーを釣り上げる事を夢に、日夜外房へと足を運ぶ。
また、例え大型でなくとも、一匹の重みを感じるヒラマサが釣れるのはこの外房であり、この外房無くしては関東のヒラマサは語れないのであろう。
そんな夢のフィールド外房だ。
な〜んてカッコいい事いってもしょうがないな〜
そう、今年の外房は黒潮の大蛇行もあり本当によく釣れている。
Takigamiさんも前々回の釣行で4本その次でまた4本と、外房釣果が2回の釣行で8本と好釣果。
また僕は、前回の5月22日に3本と少し遅れをとる。
なので今回の釣果目標は4本 願わくば5本とテーマを設定した。
船宿は昨年もお世話になっていた良幸さん。
朝5時出船。
近日釣果の出ている海中公園沖に大沢沖を攻めるも、当船は不発に終わり一か八か捨て身でAM8時頃江見へと走った。
大沢ではこの時、同じ川津の新勝丸がマサを数本当てていた。
江見沖へと30分程走りポイントに…
到着すると周辺では巻き網船が操業していて、ベイト(イワシ)を捕ろうとしているのか反応を探す船。
パッと観ても、3組の巻き網は居たと思う数でした。
その様子が物語るように、船の周辺ではベイトが水面直下に居るのか、水面にザワザワが出ていて、いつガバガバとナブラになってもおかしくないような模様。
が、しかし、沖での反応に様子も芳しくなく、もう少し灘より船をとった。
それが良かったのか反応もチラホラ出始め、9時半近くに待望のアタリが僕のジグに出た!
「ヒット! 船長〜」 気持ちいい! 誰もまだ釣っていない船内で自分が最初に掛けるんだ。
船縁までは難なく寄せてさ〜ランディング… あっ… バラシた…
あまりに釣れず朝食へと勤しんでいたYoshinoさんは
「あ〜バラシたの?! そんなに世の中甘くないよ! もう今日はこれでお終い。 次は無いよ!!」
と、キツ〜イ言葉。
え〜い次もあるさと投げた一投目のジグに、「ヒット!!! 今度は捕るぞ!」慎重に〜慎重に〜 後ろではYashikiさんが 「チャンと魚にプレッシャー掛けて!」と檄が飛ぶ。 で、怖いから従う…
やはり春マサ、船縁にきてから大暴れ。船底に入り込まれるわで大騒ぎでしたが、今度は難なくランディング。やった!
周辺で操業中の漁船・先の水面でのザワザワと、どうもベイトが小さそう。
そこで付け替えたショートジグ(ワイプアウトイワシカラー 130g)が良かったのでしょう。
また、底から5巻き程でヒット。キャスト後なので、底からどの位かは明確な事が分からないですね。
さ〜次! とフッと観ると、先ほど黙々と弁当を食べていたYoshinoさんが大艫に入ってもうやっている!(驚)
更にあがってきた(付いている)ジグを観るとワイプショートとカラーまで同じ。(驚&大笑)
実に抜けがない。 釣果を出すにはこうでないとね!
で、直ぐにヒット! やはりワイプショートに付け替えていたYashikiさんもダブルヒットだ!!
上手〜く寄せてどちらもランディング成功!
続いてまた僕がヒット!が、引かない?! 上がって来たのはマハタ。
今が完全に地合いと再び投入。
そしてまた僕がヒット。 Yashikiさんも続けと竿が曲がる。
パターンにはまった様子で、アタリが出始めた9時半から10時20分までで、小型ではあるが仲間内3人で6本をキャッチ。
途中Yoshinoさんもバラシがでたりと、船内でもチラホラとあたっていたが、残念ながらまだキャッチに至っていない方も居る。
ヒラマサ全員…は無理だよね 中々無い。 それがジギングの恐く、面白いところでもあるのかな。
時間も過ぎ、ラスト5分となった。
自分は釣った魚の処理に食事としていると、最後にYoshinoさんが掛けた!
こちらのカメラを見る余裕もある位で、当然難なくランディング。
結局午前は、仲間3人でヒット10本、ヒラマサ2,5kクラスを7本キャッチ、バラシ2回、マハタ1本と云う釣果になった。
午後は良幸丸(当船)仲間3名に、他のお客様1名で出船。このお客様も、午前で1本とって居ましたね。
ポイントは間違いなく真潮根! 良型一本勝負
午前は数・午後はサイズと言ったところでしょうか。
ポイントに着き一投目二投目とやるが異常無し!
三投やっても異常無し… 以降も同じで、しばしやったが他船の新勝丸さんもアタリがでていないようなので、Yashikiさんのプロトをミヨシで動かして見る事にした。
当然ながら一部始終の動きを見る為で、試しに作ってきたプロト品の他に市販品の使い比べ等、色々と試してみました。
いや〜水中ドックウォークならぬ、左右への規則正しいスライドアクションとは実に難しいものでした。
と言うか、横方向へのスライドアクションに至らない… どうしたら、どう削っていったらこの横方向への動きに出来るのであろう?
悩みに悩んでひとまずの答えは出しましたが、的確な完全な答えではないのでしょう。
まだまだ、煮詰める必要があるのでしょうね。
自分はテスターでもビルダーでもメーカーの人間でもないが、ジグ作りが面白い。
ジグの形状に暫し頭が一杯でした…
話は戻り、14時20分頃燐船の新勝さんが、3kクラスのヒラマサをキャッチしたと無線連絡が入り、一瞬船内(4名)が沸き立った。
ミヨシでテストをしていた僕も実釣へと戻り、そのままミヨシで続ける事とする。
14時45分を回った頃だったか、ミヨシから見ていた水色に水深が気になり、ジグカラーとジグをチェンジ。
少し反射を抑えたカラーをセレクトした。
チェンジ後一投目、何と水面直下でメーター級のメスのシイラが喰い付いてしまった…
しょうがなく外す事を心がけ、何とか自然リリースする事ができた。
ポイントにリーダーのチェックを終えて、再び遠投して投入。
直ぐに「水深13m… 高根だから気をつけて…」の声を聞きながら、底取りをして巻き始めた4回目ジグが止められた!
そのまま、巻き合わせと共に少し後ろに下がって追い合わせで、「ヒット!!」の雄叫びをあげた。
シイラ?… の問いかけもあったが間違いなくヒラマサの引き。 今度は結構なサイズそうで、ドラグもうなり少しラインも出される!
リーダーも入り魚が見え始めた所で、今度は船底に擦られないよう注意しながら、船長無事にランディング成功!!
結構な良型ヒラマサだった。
それが最後で、途中ヒラマサらしきのナブラも出たが、どこもどれもヒットには至らなかった。
結局、当船は午後はこの1本のみに…
新勝さんは午後5本 更にガイドの店長Yoshimura君が午後3本キャッチと云うから驚きだ。
さすが!につきる。
いや〜まだまだ外房の勉強と経験が足らんです…
Yoshimura君はあの時あの海域で、3本ものマサを相次いでキャッチ。
こちらは指を銜えて、ただただ見守る事しか出来なかった。
最低でもあともう1本はアタリだけでも捕らえたいところでしたね〜
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